1999年日産の最高執行責任者(COO)に就任し活躍しましたが、金融商品取引法違反および特別背任の疑いで起訴されたカルロス・ゴーンさん。
そんなカルロス・ゴーンさんですが、保釈中に国外逃亡を図り、現在公判停止中ですが、2023年現在どこで何をしているのでしょうか?
カルロス・ゴーンさんの今の状況が気になりますよね。
というわけで今回は、
- 【2023年最新】カルロス・ゴーン現在どこで何してる?
- 逃亡先で悠々自適の生活か?
と言う内容で詳しく解説していきます。
最後まで楽しんで読んでくださいね!
カルロス・ゴーンは現在どこにいる?

「日産リバイバルプラン」を作成し、日産の経営立て直しに成功しましたが、2023年現在、国外で逃亡の身となったカルロス・ゴーンさん。
そんなカルロス・ゴーンさんですが、暫くの間ニュースで取り上げられることもありませんでしたが、2023年現在どこにいるのでしょうか?
カルロス・ゴーンさんがどこの国に滞在しているのか、その理由も合わせて、知りたいですよね。
カルロス・ゴーンさんは2023年7月時点中東の国、レバノンに滞在しています。

- 公用語:アラビア語
- 首都:ベイルート
- 人口:約530万人(2022年度)
- 面積:約10,400km2(世界163位)
- GDP:4,136ドル(2021年度、世界129位)
- 通貨:レバノン・ポンド
カルロス・ゴーンさんは、2018年11月、金融商品取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、日産、三菱の会長職を解任。
2019年1月、特別背任罪で追起訴され、2019年1月、ルノーの会長職を辞職し、2019年12月、関西国際空港から音響機材搬送用の箱に隠れて自分のビジネスジェットで密出国、レバノンへ逃亡しました。
ではなぜ、カルロス・ゴーンさんはレバノンへ逃亡したのでしょうか?
その理由は、次の2つ考えられます。
- 日本とレバノンに犯罪人引渡条約が締結されていない
- カルロス・ゴーンさんの祖国
日本とレバノンに犯罪人引渡条約が締結されていない
犯罪人引渡条約とは国外に逃亡した容疑者の引き渡しに関する国際条約で、日本は2か国、アメリカ合衆国と韓国の間にしか締結されていません。
フランスは100か国、イギリスは120か国、アメリカは70か国と締結しており、この状況を見れば、容疑者が日本から国外逃亡に成功すれば、かなり高い確率で身柄確保ができない状況。
カルロス・ゴーンさんはその理由により逃亡先としてレバノンを選び、2019年12月に同国へ滞在し続け、彼への公判は2023年現在も停止され続けています。
カルロス・ゴーンさんの国外逃亡に協力したのは、米陸軍特殊部隊の元隊員で民間セキュリティー専門家のマイケル・テイラーさんと、息子のピーター・テイラーさん。
音楽演奏家を装い逃亡の手助けをした見返りに130万ドルを受け取り、それぞれ懲役2年、1年8カ月の実刑判決を受けることに。
「近年で最も大胆かつ緻密な逃亡劇のひとつ」と言われており、2019年大きなニュースとなったのは記憶に新しいところです。
カルロス・ゴーンさんの祖国
カルロス・ゴーンさんがレバノンを逃亡先として選んだ2つ目の理由は、彼の祖国であることが挙げれらます。
カルロス・ゴーンさんの出生地はブラジルですが、彼の祖父が13歳の時にレバノンからブラジルへ移住し、彼の父親はレバノン系ブラジル人。
父親がナイジェリア生まれのレバノン人の女性と結婚し、その間に生まれたのがカルロス・ゴーンさん。
カルロスゴーンさんは、6歳の時に祖国であるレバノンの首都ベイルートに転居し中等教育を受け、その後フランスの大学に進学。
彼がフランス、ブラジル、レバノンの国籍を保有している理由は、出生地がブラジル、その後レバノンへ転居、高等教育はフランスで受けたことが理由になります。
この3つの国はいずれも日本と犯罪人引渡条約を締結していませんが、その中でもレバノンが逃亡し易く、逃亡後は身柄を引き渡されにくいと判断したからでしょう。
カルロス・ゴーンは現在何してる?

2019年の国外逃亡から、2023年7月現在まで、祖国・レバノンに滞在しているカルロス・ゴーンさん。
そんなカルロス・ゴーンさんですが、2023年現在レバノンでどのような活動をしているのでしょうか?
カルロス・ゴーンさんが今していることが気になりますよね。
リサーチしたところ、次のことが分かりました。
- 自由な生活を送っている
- 経済産業省と日本政府の政治的陰謀の証明
出典:東洋経済(一部参考)
自由な生活を送っている
カルロス・ゴーンさんは、2020年度のブルームバーグの推計によれば、7000万ドル(140円/ドル換算、約98億円)保有しています。
また、レバノンの首都ベイルートに滞在し、レストランに行ったり、スキーに行ったりと自由な生活を送っていると、経済誌で報じられていました。
これだけの資産を持っていれば、相当な贅沢をしない限り、お金に困ることはなく、一般庶民から見れば、悠々自適な生活を送っていると見られるかもしれません。
経済産業省と日本政府の政治的陰謀の証明
2023年7月18日のTBSテレビによれば、カルロス・ゴーンさんは日産などを相手取り1400億円以上の損害賠償を求め、提訴したと明らかにしています。
ゴーン被告は自身の不正行為はおろか判断ミスさえも否定しており、日本の検察による告訴に対し、日本の司法制度が「人質司法」を行っていると非難してきました。
被疑者を組織的に監禁し、保釈と引き換えに、誠実な自白であれ虚偽の自白であれ、自白を強要していると主張したのだ。
引用元:東洋経済オンライン
ベイルートへ逃亡後の2020年11月、著書『The time of the truth(真実の時)』で自身の主張を繰り広げることもしてきたようです。
ただ、カルロスゴーンさんが自身の容疑に対し著書に割いた割合は30ページ(全体の6%)程度であり、自身の容疑を晴らす内容にまでにはなっていません。
カルロス・ゴーンさんは2019年1月に逃亡して以来、無実を証明しようと2023年7月現在まで周到に準備してきたのでしょうか?
彼が逃亡先のレバノンで起こした提訴の行方が気になりますね。
まとめ
今回は、カルロス・ゴーンさんが現在どこで何をしているのかについて、内容をお届けしました。
カルロス・ゴーンさんは2023年7月現在祖国であるベイルートに滞在し、自身の無実を証明しようと日産を相手どり1400億円を超える提訴を起こしています。
今後の裁判の行方が気になるところですが、何か新しい情報入り次第、お伝えしていきます。
というわけで、今回はありがとうございました!
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